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「忙しい」の語源は簡単なはずなのに見えにくい

「忙しいは心を亡くすと書く」という話をはじめて聞いたときは、なるほどそれが忙しいの語源かと早とちりしました。しかし冷静に考えれば、「忙」とはいそがしいという日本語に当てられた漢字、つまり中国語です。いそがしいの語源は冷静に考えれば、「急ぐ」に決まっています。騒ぐ・騒がしい、悩む・悩ましい、急ぐ、忙しいというわけです。しかし騒ぐと騒がしいが同根だとはすぐ気がつけても、急ぐと忙しいが同根だとはすぐに気がつけません。これは当てられている漢字が違うからです。日本語は漢字があるせいで語源が見えにくくなっているように思えます。ところでビジネス(business)とは、もちろんbusy(忙しい)の名詞形ですが、英語国民は、「忙しい(busy)のが仕事(business)ってもんさ」とか言ったりするんでしょうか。ちなみにラテン語で仕事は、negotioで、これはneg(否定。ネガティブのneg)とotium(ヒマ)の合成語です。暇がないのが仕事ということです。