イランはアーリア

イランの語源は「アーリア」。ドイツ人が自らを尊称するときのあの「アーリア(高貴な)です。この国名は1935年にパフレビー王朝がつけたもので、けっこう新しい名前です。イランの国語、ペルシャ語アフガニスタンタジキスタンでも話されており、それぞれ「ダリー語」「タジク語」と呼ばれます。名前は違いますがけっきょく同一の言語です。ペルシャ語アラビア文字で書きますが、インド/ヨーロッパ語族です。しかし語源はSOV(主語・目的語・動詞)の順です。正倉院の高床式倉庫は、イラン(ペルシャ)から伝わりました。イランは高原と砂漠の国のイメージがありますが、北のカスピ海沿岸は高温多湿で米作もやっているのです。